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レンタルサーバーって何?種類と選び方をわかりやすく解説

2022.07.01

 

最近、レンタルサーバーという言葉をよく聞くようになりました。
ブログを書いたり、ネットショップを開いたり、アフィリエイトをする人が増えているからです。

でも、これから始める人にとっては、レンタルサーバーで何ができるの?
という方もいらっしゃると思います。

 

この記事では、
レンタルサーバーを借りるとどんなメリットがあるのか、何に気を付けて選べばいいのかを解説します。

自分の目的にあったサーバーを選んで、快適なネット生活を楽しんでくださいね。

レンタルサーバーとは?

 

そもそもサーバーって何だろう

そもそもサーバーって何だろう

 

レンタルサーバーの話を始める前に、まずはサーバーがどんなものなのかを説明します。

サーバーは、一言でいうとデータの倉庫で、
要求に応じてデータを受取り、保管、送り出しをしています。

 

データの保管場所としてすぐに思いつくのは、自分のパソコンに入っているHDDだと思います。
でもそこは、そのパソコンを使っている人しか出し入れできない倉庫です。

誰かに外から入ってもらって、データを見てもらうわけにはいきません。
インターネットを通じてお店の情報を公開したり、ブログを見てもらうためには、
誰でもアクセスできるデータの倉庫が必要です。

それがサーバーなのです。

 

サーバーにはどんな情報が入っているの

レンタルという言葉からわかる通り、
サーバー業者がサーバー(データの倉庫)の貸し出しを行っています。

自分でサーバーを構築できる大きな企業や行政機関を除いて、
一般の人が情報発信しているブログやショップのホームページは、
ほとんどの場合レンタルサーバーを借りています。

 

サーバーの貸し出しにもいろいろな形態があります。

契約した人だけが使える専用サーバーを借りる場合もあれば、
誰かと共同で使う共用サーバーを借りる場合もあります。

 

特徴や選び方などは後ほど詳しく解説します。

 

レンタルサーバーを借りるメリット

サーバをレンタルで借りる理由は、
コストとメンテナンスの手間を大幅に節約できるからです。

大きな倉庫を立てるには土地を買って、建物を立てて、
エアコンやフォークリフトなど機材を入れて、莫大な費用がかかりますよね。

でも、入れるものが少量なら、コンテナ倉庫を借りればすみます。
これと同じです。

 

データを入れておくサーバーを自分で用意したら、どれくらいの費用がかかるでしょうか。

・情報を保管するためのハードディスクが最低でも数万円。
・それを制御するサーバーPCが10万円くらい。
・制御用のOS代
・サイバー攻撃から守るためのセキュリティソフト代
・24時間稼働させるための電気代

など、全部を含めて数十万~百万円程度はかかるといわれています。

サーバをそろえるだけでは済みません。
情報の出し入れが正しく行われているか監視したり、OSを最新版にアップデートしたり、
ドメイン(WEBアドレス)を増やした時の設定、トラブルが起きた時のメンテナンスなど、
多くの手間が発生します。

 

このように、お金と時間をかけて自分でサーバを構築するよりも、レンタルで借りたほうが簡単です。
機材はそろっているし、メンテナンスもやってもらえます。
自分は発信したい情報を集めたり、見栄えよくホームページを作ることに集中できますよね。

少し前はこのようなサービスがなかったので自分でサーバを立ち上げざるを得ませんでしたが、
いまは借りたほうが割安だとみんなわかっています。情報漏洩を嫌がる大企業を除いて、
ほとんどの人がレンタルサーバーを借りてます。

個人でブログを始めたい人は、レンタルサーバー一択ですね。


 

サーバーの種類

サーバーには扱う情報によっていくつか種類があります。

 

WEBサーバー

私たちがブログや商品紹介ページを表示するために使っているのがWEBサーバーです。

必要な情報を保存しておき、
ページを訪問した人の要求に応じた情報を送り出す役割を持っています。

記事となるテキストと、画像や動画と一緒に登録しておけば、
WEBページとして表示されるようになります。

 

メールサーバー

E-Mailを送受信するためのサーバーです。

パソコンやスマホでメールの設定をするときに、
POPサーバーやIMAPサーバーという言葉を聞いたことがあると思います。
これはメールを受信するためのメールサーバーです。

SMTPサーバーは、自分が送信したメールを相手に送るために使う送信用のメールサーバです。

 


多くのレンタルサーバー業者は、
WEBサーバーとメールサーバーをセットにしてレンタルしてくれます。

 

ドメインネームシステムサーバ(DNSサーバ)

WEBページを表示するためには、
必要な情報が保管されているサーバーやフォルダの住所を決めておく必要があります。

この住所にあたるものをドメインといいます。
〇〇〇.comとか、△△△.co.jpなどのURLのことだと考えてください。 

 

このとき、URLを自分勝手につけていたら、
世界のだれかと同じ住所を登録してしまう可能性があります。

なので、ドメイン名(URL)は世界にひとつしかないものにしなければなりません。
このドメイン名を登録、管理しているのがDNSサーバです。

 

FTPサーバー

コンピュータ間でデータをやり取りするときには、あらかじめ決められた手順があります。
これをプロトコルと呼びます。

FTPとはFile Transfer Protocolの略で、
ファイルの送受信を行う際の決まりごとにしたがってデータのやり取りをしてます。

 

「これからそちらにデータを送ります」
「了解。受け取ります」

というようなやり取りをPCとサーバー間で行っています。
そのときにやり取りしたデータを保管しておく倉庫がFTPサーバーなのです。

 

以前は、発信したい情報を集めて、HTMLという言語でページの表示内容をプログラミングしたら、
それをFTPサーバーへアップロードしていました。
そのFTPサーバにある情報を表示することで、ホームページを見られるようにしていたのです。

最近はWordPressを使えば、WEBサーバーにデータを転送するために特別なことをしなくて済むようになりました。
なので、FTPサーバーと呼ばれるデータ転送専用のサーバーは徐々に役目がなくなっています。

 

最近では、企業内の機密情報などWEBサイトに表示しないようなデータを、
遠く離れた事業所間でやりとりするために残されています。

なお、ブログを始めるためには
WEBサーバー、メールサーバー、DNSサーバーだけを押さえておけば大丈夫です。

 

 

レンタルサーバーの種類

レンタルサーバーにも扱う情報量や求められる処理速度によって、
いくつか種類が用意されています。

料金も幅が広いので、以下の内容を参考にして、
自分の扱いたい情報量に応じてちょうどよいサーバを選んでください。

 

共有サーバー

共有サーバー

 

共用サーバーとは、
大容量のデータ保管領域やデータ通信に使う回線を、レンタル契約している複数名で共用するサーバーです。

大きな倉庫で出入口が共通で、フォークリフトも共用して、
決まった大きさの棚だけ各個人に割り当てれられていると考えてください。

出入口、フォークリフトを共用しているということは、
誰かが大きなデータ(荷物)を運び入れたり、運び出しているときは、それが終わるのを待つ必要があります。

つまり、人気のあるインフルエンサーが一緒にサーバーを使っていると、
自分のページを表示したり、データをアップデートするのに時間がかかるというデメリットがあります。

 

一方で、レンタル料金は安く済むというメリットがあります。

建物や機材を共用するということは、それだけ各個人が負担する費用は安く済みますよね。
電気代も分担できるのでランニングコストが安くできます。

コスパがいいのが共用サーバーの魅力です。

個人サイトを開設しているほとんどの人が共用サーバーを使っています。
初めてでよくわからなければ、共用サーバを借りておけば問題ありません。

 

将来、大容量、高速処理が必要になってから別のレンタルサーバへ引っ越せばいいのです。

 

専用サーバー

専用サーバー

 

専用サーバーとは、
建物、保管棚、機材、搬入口をすべて自分専用として借りることです。

サーバーはサーバー業者の持ち物ですが、
それをどのように使うかはレンタル契約した人が自由に決めることができます。

 

制御するためのOSも自分で選ぶことができるため、
iOSアプリの開発に使用したり、Windows用のアプリやデータを保管したりするなど、
目的に応じて使い方を決めることができます。

 

すべてを専用で使えるということは、大容量で、高速のデータ処理が可能になります。

たとえばネットワーク上で大人数がアクセスするようなゲームを運営したり、
金融商品の売買のような機密性が高く、高速で処理が必要な業務に使うことも可能です。

 

ただし、レンタル費用は共用サーバーよりも割高になります。

なので、はじめは共用サーバで事業を初めて、
会社が大きくなってから専用サーバーをレンタル契約するようにしましょう。

自分の趣味や小さなショップの紹介だけなら、専用サーバーではなく、共用サーバーで十分です。

 

VPSサーバー

VPSサーバー

 

VPSサーバーは、
共用サーバと専用サーバーの中間的なサーバーです。

建物は共用していますが、データを保管するための棚やデータを出し入れする出入口、
荷物を運ぶための通路、道具は契約者ごとに用意されています。

つまり、他の契約者の影響を受けずにサーバーを使うことができます。

 

VPSサーバーは主に、アプリケーションの開発やネットワークゲームのデータサーバーとして使われています。
他の契約者の影響を受けないということは、自分のデータ処理速度が変わらないというなので、
安定した運用が可能になるというメリットがあります。

 

使うOSも契約者が個別にインストールできますので、
ほかの契約者とは異なる環境、
いわば、内装や壁の色を自由に変えてサーバーを使うこともできます。

 

レンタル費用も共用サーバーと専用サーバーの中間的な価格になります。
ですので、はじめは共用サーバーでブログやショップの紹介サイトをスタートして、
事業が大きくなり始めてからVPSサーバーを検討するようにしましょう。

 

 

初心者におすすめのレンタルサーバー

ここまで色々とご紹介してきましたが、
初心者はまず、共用サーバーからスタートすることをお勧めします。

ブログやアフィリエイトを10年以上やっている人でも、
共用サーバーで十分だと言われています。

よほど大きなデータ、または高速で処理が必要な使い方をしない限り、VPSや専用サーバーは必要ありません。
まずはコスパのいい共用サーバーを契約しましょう。

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか?
サーバーのことやレンタルサーバーについてご理解いただけたでしょうか?

初心者にとって、とっつきにくい言葉が並んでいますが、
なにはともあれレンタルサーバーを借りて、自分のページを開設してみましょう。
習うより慣れろです!^^

 

自分の目的にあったサーバーを選んで、快適なネット生活を楽しんでくださいね。

 

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